顎を支えられ

上を向かされる。



そこには、啓くんの顔が

視界いっぱいに広がっていた。





「…お子ちゃまだな。
まず、俺が浮気とかは有り得ねぇだろ?

こんなにお前にゾッコンなんだからさ。」




ぞ、ゾッコン!!?



ニヤニヤする啓くんに

背筋が凍る。




「部屋戻るか。」


「……ぇ、っきゃぁ!!!」




抱き抱えられるように

強引に連れ去られる。





そして……










ドサッ




2つあるベッドの1つに


投げられた……





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