真剣な顔の瑠亜さんと

眉間にシワを寄せる啓くんを


交互に見る。





待って。


仮にも、あたしが

彼女がいるのに……




全然、気にしてないみたい。






「……あたしは…
あのことがなかったら…

啓飛だって!!!あのことがなかったら…」



「やめろ。昔の話なんか、どうでもいい。

今は、華が彼女なんだ。
そういう思い出話はやめろ。」






ﾄﾞｸｯ



鋭い目付きで

瑠亜さんを睨んでる。



怖い……





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