左腕につけてもらったミサンガを見つめる。
…そういや、ミサンガって
願いを込めたりするんだよな。
切れたら、叶う…とかいう。
じゃ、俺は……
密かに願いを込めて
ミサンガから視線を外す。
「ぁ、あたしあれ!!
唐揚げ!!」
「…はいはい。」
今は
夢でもいいから
幸せな時間を
この、可愛い天使と
過ごさせてください。
「……愛してる…」
無邪気に、唐揚げを頬張る華に
聞こえないように呟いた。
今 が
どれだけの長さかは
わからなかったけどな……
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