ダメ って言っても

来るんだろうが…



そう思ったが、喜んでる華を見たら

そんな可愛くないことは言えなかった。




「ほら、早く行け」


「啓くんのケチっ!!!

好きなのに〜」


「黙れお子ちゃま」




さすがに、このサラリとした告白にも慣れた。


コイツは俺のことを好き好き言っといて

本気では言わない。




恥ずかしがってるだけなのか


俺をからかってるのか



それは、華だけが知ってる。




「……うぅ…」



悲しそうな顔をして


俺の部屋から出ていく華。




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