「ねぇ、啓くん。 日曜日…暇?」 南乃祭まであと3日。 啓くんを誘いに、夜7時くらいに訪ねてみた。 「日曜日?暇っていうか… 学校はないけど。なんで?」 啓くんは、南乃祭があることを 知らないみたい。 「南乃祭っていう、文化祭みたいなヤツがあるんだ。 暇だったら、来てほしいな…って思ったから」 啓くんの部屋で二人きり。 ソファーに座って ちょっと近づく。 「…ダメ?」 自分の中で 一番可愛く言ってみたつもり。 .