ムワッとした生暖かい空気に

汗が滲む。



啓くん…

あたしを子供扱いし過ぎ!!!




もう高校生だし…

二年生だし……



あたし…カノジョなのにぃ……




きっと、啓くんはからかってるんだ。


お子ちゃまなあたしだから

まだまだ、啓くんとは
ラブラブになれないのかな?




……あたし…


頑張らなきゃ…??




「もうヤダぁ…

バカ…」




啓くんが出てくるまで

ため息ばかりが出ていた。







「……おい、華〜。

なんで勝手に出てくんだよ」


「………」




.