南乃祭の前は


みんな残って準備を進めていく。



だから、帰りも遅くなるんだ。



「じゃ、行って来ます♪」


「行ってらっしゃい〜」




磨かれた靴を履いて


玄関を出る。



……ん…眩しい…




残像が残って

目を擦る。




…さ、行こう♪


絋花に報告もしたいし。




軽い足取りで

学校に向かった。




もうすぐ夏休み。


暑いなぁ…




キスマークを隠すために下ろしている長い髪が

風を遮断してて…;;




もう


啓くんの所為で!!!




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