久し振りに見るような


ちょっと切なげな瞳。



あたしは、ただコクリと頷いて

啓くん家を後にした。





「………ただいま…」



「おかえりなさい。
遅かったわね。

またごちそうになってたの?」



「……うん…

部屋行ってる…」




あたしは家に着くなり


フラフラと部屋に向かった。




……啓くんに



啓くんに

抱き締められちゃった……




しかも、正面から…


初めてだぁ……////




「……あぁあ…ヤバい…」



クラクラする。


心臓が、有り得ないくらい跳ね上がってる。




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