「なんだよ。

クサい台詞だな?」



フッと笑って

あたしを見る。




「……まぁ…


華にそう思ってもらえたなら

嬉しいよ…?」





ギュッ…




急に引き寄せられ


肩を抱かれる。




尋常じゃないくらい


胸が高鳴る。




……ほら、もう…



啓くんの所為で


どんどん好きになってくよ…




「……母さんいなくてよかった。

こんなことしてたら
驚かれるからな」



「だね」




二人で笑い合う。


啓くんの肩が

すごく温かい……




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