あたしはそこから

イチゴのショートケーキを選んだ。


啓くんママは、紅茶を入れてくれた。




「…なんか、啓くん家に来ると

必ずなんか食べてるよね、あたし」




早速ケーキを口に運ぶ。


来る度にごちそうになってるよ…

今さらだけど、申し訳ないな…



なんて。




パクパクと食べるあたしに

啓くんは呆れたように


ため息をついた。




「……お前、夕飯食べたんじゃねぇの?

よく食べれるな」



そう言って

紅茶を飲み干す。



……だって



「ケーキは別腹だもん。

肉じゃがとは別っ♪」




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