啓くんと視線がぶつかった瞬間


ドキッと心臓が跳ねた。




「そっか。座れば?

……華」



「ぇ、あ…うん……」



ソファーに座る。

啓くんとは、あまり近付かずに。



付き合ってるワケじゃないし


あんまりベタベタされても

困るよね、絶対。




「華ちゃん!!ケーキあるんだけど食べる?」


「はい!!いただきます」




啓くんママがニコッと笑って

あたしにケーキの入った箱を見せた。



ショートケーキとか、モンブランとか……


ポピュラーなケーキが

たくさん並んでいる。




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