しゅーちゃんが隣にいない1日は、物足りないようなホッとしたような、不思議な1日だった。





昨日の早引け分の仕事はしゅーちゃんがしていてくれていたらしく。


こんな所で再確認する彼の優しさがいとしかった。









何も変わらない日常。

私は資料作りに追われ、桐谷慎は会議会議で忙しそうだ。







昨日のあの事件が嘘のように思えだした、昼休み。


携帯に1件のメールが入った。








『今日…休んでゴメン。
今から羽田に向かいます。
伊織、お前が今日来てくれるの…ずっと待ってるから。

秀人』