し…、信じられない!!!!!




目の前にあるのは4、5人用はあるかと思われるパーティー料理の山、山、山。



どの料理も盛り付けから彩りまで全て完璧。




しかも…、ピザまで手作りってどういう神経してんのこの男~!!





わかんない。

やっぱり桐谷慎はわからない!!!!!!!!








「豪勢にシャンパンでも空けたい所だけど…。
仕事もあるし炭酸水で我慢するか。」




桐谷慎は冷蔵庫の前に向かうと冷えたペリエを2本テーブルの上に置く。






「なにボーッとしてんの。早く座れば??」








桐谷慎に促されて。
私は目の前にある不思議な食卓へ腰をおろした。







「さ、食べて♪」








私の向かい側に座ると嬉しそうに両手を広げる桐谷慎。







「あ、はぁ……。」








だけど…

その天使な笑顔がうさんくさい!!!!






外見最高、中身最低の桐谷慎だよ??

料理もみてくれはよくても中身が伴わないんじゃあ……。






なんて、不安な目つきで料理を見ていると。








「なに。俺の料理が食えないの??」





ジトーっとした目で悪魔のオーラを放つ桐谷慎。







や、ヤバい!!!!!

この顔をした時の桐谷慎はヤバいっ!!!!!!!!