そんな俺の心の声が聞こえたのか、女はしゃべりだした。


「あっすみませんいきなり。
わたしは真山瑠依と言います。
真実の真に山で真山、瑠璃色の瑠に憑依の依で瑠依です。」


なんかたとえが変な気がする。
真実とか瑠璃色はわかるが憑依はないだろ。
暗いイメージ与えるぞ。


いやそんなことを気にしてる場合じゃない。


「で、なんでその『真山瑠依』は俺の家にいるんだ。」