~美流side~

あれから、どれくらい時間がたったのだろうか…。

私は夢を見ていた。
私が大好きな人と、星空の下、海岸で、幸せそうになにかを誓い合っている。

そんな、いつまででも見ていたいって思うような夢だった。

しかし、その願いは届かず、私は3日ぶりに目を覚ました。

目の前は、白い壁というか、白い天井。

「あっ!気がついた?先生呼んでくるから待ってて!」

いきなり男の声がして、びっくりした。


私は見慣れない光景と見慣れない男にどぎまぎしながらも、男の指示に従った。

まもなくして、医師が来た。さっきの男も一緒に…。