次の日、元カレは仕事だから朝会社マデ送って行った。
元カレの家で何が起きているのかも知らず…

その日は普通にまた昼間のバイトに行き、いつも通りに仕事をした。でも少し体調が悪く、居酒屋のバイトは休む事にした。
夜、知らない番号から携帯に電話がきた…。いつも知らない番号は出ないけど、見覚えのある番号。昨日渡された紙を見た。すると、その紙に書かれた④つの中の①つの番号だった。恐る恐る出てみる…
「もしもし??」
すぐに分かった、拓哉だ!!拓哉とは元カレの事。
「どしたの?」
「この携帯亮クンのなんだよね」
亮クンとは昨日一緒に飲みに来てた会社の先輩。
「奥さんに勝手に携帯解約されてさ…」
は?意味がわからない…。
「心愛の店に行ったら今日休みだって言うし…」
「うん…具合悪くて…」
電話の理由はわかった。今日も家に帰りたくないんだよね…。
「今日もうち来る?」
私は普通に言った。今日も拓哉はうちに来る事になった。

ピンポーン
拓哉が来た。両手にコンビニの袋を下げてる。
「具合悪いって言うから何か栄養あるもの買ってきた。」
袋には栄養ドリンクやサラダ、食べ物がいっぱい入ってた。
昔はこんな人ぢゃなかった。
「ありがとう」
思わず笑顔になる。

しばらく二人は話をしていた。すると拓哉の口から信じられない言葉が出てきた。
「離婚するから、俺と付き合わない?」
えっ??
拓哉と再会してからビックリする事ばかりだ。
「俺、心愛と別れたあと①回ヨリ戻そうとしたんだ…。でも心愛さ晃と付き合ったんだろ…」
晃とは拓哉の友達だ。
あの時私は拓哉との別れを受け入れられず、諦めようとして他の男と付き合った。それが晃だった。しかし遊ばれて終わった。
「俺、あいつと付き合ってるって聞いてマジびっくりしたしね」
私は何も言えなかった…。
でも後悔だけが頭に残った…。あの時待っていれば、また拓哉と付き合えていた。
「だからさ、俺離婚するから!!付き合って…」
私は素直に嬉しかった。正直、拓哉と再会した時点で私は嬉しかった。
拓哉のこの言葉、信じていいのかなぁ…。
でも私は言った。
「うん」
拓哉は嬉しそうに笑ってくれた。