心愛22才。
毎日ただただ平凡に過ごしていた。
その日もいつも通り昼間のバイトが終わり、夕方から始まる居酒屋のバイトに行った。
いつもと変わらない今日。しかしこの日を境に私の人生は大きく変わる…

今日は④件の予約が入っていた。その中の①つ…いつも来てくれる会社のセンター長の名前があった。今日もいつものメンバーだと思っていた。
「いらっしゃいませ〜」
センター長が来た。⑥番テーブルへ案内。
「ピンポーン」
⑥番テーブルのオーダーランプがついた。私はオーダーをとりに行く。そこで見た姿…元カレだ…。
たぶんあっちも気付いている。でもお互い話し掛けるわけでもなく、ちょっとよそよそしい感じ…。
三年前、私は振られたのだ…。振られた身分が話し掛けれるわけがない…。それに私は見逃さなかった。薬指の指輪を…。

色々な事が頭の中で駆け巡り、気付くと10時を回っていた。
センター長が私に話かける。
「お前ら知り合いなんだってなぁ♪」
元カレが言ったのだろぉ…。
私は笑顔で答えた。
「そうなんですよぉ。すごい久しぶりなんでビックリしましたぁ!!」
必死の笑顔。その場から早く逃げたかった…。
私がレジにいると、トイレに行った彼氏が私に話し掛けてきた。
「久しぶりだね。俺の事覚えてたんだ。」
忘れるわけがない…。
元カレは続けて言った。
「俺、昔と番号一緒だから。」
どうゆう意味なんだろう…。

刻々と時間は過ぎ、おあいその時間がきた。
⑥番テーブルに伝票を持って行く。センター長が①枚の紙を私に渡してきた。④つの携帯番号…。
「好きな番号に電話して。」
笑いながら言ってきた。
名前も何も書いてなぃ。番号だけ。
私はただ笑っていた…。
帰り際元カレは言った…
「俺③番目の番号だから。仕事終わったら電話して。」
…何??訳がわからない。

11時が過ぎ、私も帰る準備をする。
元カレが言った言葉が頭から離れない…。どうしたらいいんだろう。電話した方がいいの??私、試されてるの??
考えながら私は携帯を握り、無意識に電話をかけていた…