『あたし…きっと
アキに嫉妬してたの。
最初は、同じく練習してんのに
なんでこんな
上手いんだろとか思ってて…
アキが努力してるの見ては
なんて自分怠け者なんだろうとか
思うようになって…
でもやっぱ勉強しなきゃ
いけなくて、
そのうちアキが選抜に選ばれだって聞いてさ…
なんか追いつけないとこに
行っちゃったんだー、って思ったら
悲しくなった。
それできっと嫉妬したの。
ごめん』
「エミ…
あたし…言ってくれないと分かんないよ…
お互い理解しあいたい。
親友…でしょ?」
ポロリ
あぁ…
また泣いちゃったよ…
『グスッ…ま。
アキの球取れるの
あたししかいないし…
またキャッチャーしてやっもいいよ?』
詠美も泣いてんじゃん
ま、いいか
あたし
詠美の少し意地悪ぽいってか
冗談言ってる時の顔
好きだよ
「じゃ、あたしも
投げてやってもいーよ?
そんなに言うなら☆」
『別に頼んでないし!
何また上から目線~笑』
「エミだって上から目線
だよ言っとくけど~☆」
詠美…
これからもよろしく
友達として
チームメイトとして
親友として
あたしを球ごと
受け止めてくれる
人として…ー