≪だいせんそう≫で散った友人は、誇りでもあったのだろうか。
彼は「死ぬのは怖い、でも生きるのはもっと怖い」と言っていた。
さて、彼はいま満たされているんだろうか。
彼の墓の前で、ふと思った私は、やっぱり気怠かった。重いし、何より大きい。
彼の顔がモヤモヤと浮かび上がり、今にも説教されそうだった。
やはり気怠い、今すぐ澄んだ湖にでも大の字で飛び込みたい。
全てを忘れられるのは一瞬だろうが、・・・一瞬でも構わない。
彼はこんなことを思っただろうか。
ふと思っただろうか。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…