クマ村さんとタヌキ山くんが一気に固まるのがわかりました。


私なんかの一言で、ここまで追い詰めてしまえる世界は一体どうなっているんだろう。


「ほら、大丈夫だから。生きていていいんだ。誰も死にたくはないんだって。」


私は言葉の価値を信じていう。


「じゃあなんで血を流すの?」


「クマ村さん、君は怪我をして血を出したことぐらいはあるだろう?」


「うん・・・。」