印象に残っているのは2人。





ふわりと宙を舞っている男の子。
…佐々木斗真くん。

記録が群を抜いているわけではなかったけど、楽しそうに優雅にバーを跳び越える彼には“カリスマ”とでも言うのか、魅力があった。

そうだ、彼は上の大会への切符を手にしていたなぁ。





もう1人は

やけに佐々木くんと跳び方が似ている男の子。
…それが田中綾人くん。

ふわりと跳ぶ…んだけど、何か佐々木くんとは違って、けど悪いわけじゃないんだけどしっくりこない…そんな印象。


彼はあと3センチ、たった1回のミスの差で負けてしまった。