茜色の空が、新しく始まろうとしている俺を後押ししてくれる。 何度だって挑戦してやる。 「見てろよ、佐々木ー!」 「ははっ。綾人、カッコいー。」 空いっぱいに叫んだら、なぜか気持ちがスッキリとしていた。 結局、陸上に未練たらたらだったってことか、俺。だせぇ。