巧先輩はギリギリのところでだめだった。 ギリギリでだめな辛さはよくわかっている。笑っていたけど、どれだけ辛いんだろう。 がーっ!!!!! 俺が落ち込んでどうする。 俺は今までの感謝をこめて、最高のジャンプを魅せる。それだけ。 「しっかりな、綾人。」 「がんばって。」 「はい。行ってきます。」 俺は先輩たちに送られて、闘いのフィールドに向かった。