「さぁ、練習練習♪」 そんな心の叫びも虚しく、由里香は陸マガを閉じてパンパンと手を叩いた。 「は-い。」 「………う-っす。」 俺、挫けそうだよ。 っていうかもはや挫けたよ。 「じゃ、綾人はバウンディング、巧はインターバルね。」 …由里香の頭にツノが見えた。 気がした。