康介は全く車を出す気配はない

有美
「ちょっと 聞こえてる?」


しばらくして



康介
「なぁ 栄子ちゃんから なんて聞いた?」

有美
「もう いいよ その話…  辞めよう」

康介
「オレさぁ 実はすごい好きなヤツがいるんだ…」

と 話し始めた

私は黙って聞いた


康介
「気持ちを伝えようか? と 悩んでる!
 だけど…切り出せないんだよね
  一歩が出ないんだよ」

有美
「はぁーそんな事? 当たって砕けろ!! 
  うだうだ悩むより その方が 結果どうあれ
  スッキリすると思うよ」

康介
「そーかな?」

有美
「そーだよ ガンバレ」