智美は3人組のバンドをやってる。 あいつの声は透き通ってて、俺はその声に惚れていた。 「あ…もう23時だ。そろそろ帰らないと。」 「泊まってけば」 最後までわがままな俺。 「今日は…」 困った顔をする智美。 無理なの知ってて誘ったんだ。 「冗談、冗談。送ってくよ」 「ありがとう」 なんでこんなに智美を好きになったんだろう。 智美もなんで俺なんかを好きになってくれたんだろう。