それにこいつ

2年の中じゃ俺の次にモテるし…



「で、いつも爽やかなお前が

そんなアホづらになる恋の相手ってだれなわけ?」



「アホづらってお前…

まぁいいか…

ほら、直人のクラスにいるだろ

木ノ下早紀って子」


「ああ…あいつか

たしか…学年で1番の美少女とか言われてるヤツだっけ?」


そう言えば木ノ下は雨宮と仲良かったよな…


そんな事を思っていると


「うん。そうだよ

まあ、恋というより付き合うことになったんだけどね」



「はっ!?」


俺は驚きのあまり
手に持っていたクリームパンを落としてしまった


「あ゛あ゛~っ!!
俺のクリームパンが~!!!」


クリームパンを落としブルーになっている俺を無視して

悠はさらに話し続ける



「何だか、3年生に絡まれてるとこ助けたら
お礼言われて名前聞かれたんだよね

頭何回も下げて顔を赤くしながら

一生懸命にお礼してる姿見て

けなげだな~っと…

って直人聞いてる?」