「出して。」


コンビニの店長が言った。


あたしは素直に机の上にマニキュアを出した。


「何でこんな事したと?それに、まだ学校の時間やろ?」


「…………。」


あたしは何も答える事ができない。




「宮田!!」

「奈緒!!」


杉村先生とお母さんがあたしを迎えに来た。



「大変ご迷惑をおかけしました!!」


「本当に申し訳ありません!」


先生とお母さんは店長に深々と頭を下げた。