ちょっと気分がムシャクシャする。


バン!!


あたしは乱暴に靴を放ると履き替えた。




そのまま歩いて行くと、門のところに誰かいた。



金髪に白スエット…。

!!さっきの…



「あ~~!!来た来た~!」


あたしを見つけると、大きく手を振ってきた。



…あたし??

何だ??


「あんたの事待ってたんだ~!」

「あたしを?何でですか??」


あたしは思いっきり不思議そうな顔をしてみせた。



「あたしと仲良くしよ~ぜ!!」


「は!?」


あたしはすっとんきょうな声をあげた。

何を言われてるか分かんなかったし、正直、あたしとは合わないタイプだと思った。