「お父さんに連絡してきたよ。」


単身赴任中のお父さんにも連絡したらしい。


「まぁ、奈緒が自分で言いたくなったら話してくれるよ。」


ベッドの横に置いてある丸い椅子に座り、あたしの頭を撫でながらお姉ちゃんが言った。





あたしは、うつむいたまま。

お母さんとお姉ちゃんの顔を見ることができなかった。



心配かけてごめんなさい…。