あたしは中学生になった。
でも、みんなおんなじ中学校だから、おなじメンバーだし、小学校の延長って感じ。

変わった事といえば、制服を着るようになったことと、自転車通学ができるようになった事くらい。

みんな小学校からの同級生だし、新鮮さはあんまり無かった。


楓と咲とはクラスが離れた。


あたしと真子、綾はおなじクラスになった。



「奈~緒。クラスは離れたばってん、同じ部活に入れば一緒に登下校できるね♪」


楓はそう言った。



「うん☆」


バカみたい。楓にそう言われてまたあたしは嬉しくなってしまった。