「竜也、あたし帰るね。」


「もう帰ると?」


立ち上がったあたしの腕を掴み、竜也が引き止める。


「うん…。あたし、あのコンビニにちゃんと謝りに行く。」


「分かった。家帰ったらメールして。」


「うん。じゃあ、行くね。」



あたしは竜也の家を後にした。


竜也と一緒に過ごしたかったけど…。


あたしは昨日、結局店長に謝罪言葉を口にしなかった。


このままじゃいけない。


自分の気持を入れ替えるためにも。









あたしはコンビニに向かった。