「お待たせ。」


15分くらい経って、詩織ちゃんは出て来た。


「行こ☆」


「うん。」



あたしと詩織ちゃんは二人で学校へ向かう。



…なんか変な感じ。
誰かと学校へ向かうなんて久しぶりだから。




ガラッ…


教室のドアを開けて二人で入って行くと、みんなが一斉に静かになった。



あたしと詩織ちゃんが二人で来たから、きっと驚いてるんだろう…。



楓達は何やらひそひそ話している。