「詩織ちゃんは弱くなんかないよ!…ていうか、詩織ちゃんが辛い時は、あたしが支える。あたしが辛い時は、詩織ちゃん、支えてくれる?…あたし、前みたいに詩織ちゃんと仲良くしたい!!」









「…奈緒ちゃん…。」


詩織ちゃんの目から涙が流れる。




「うん…。」


詩織ちゃんの言葉にあたしは笑顔になる。





「学校行こ!はやくしなきゃ遅刻するよ?
あたし、外で待ってるから☆」


「分かった。」





…良かった。

…あたしの気持、ちゃんと伝わったんだよね?

…ううん。伝わったって信じる!



一人強がるのはもうやめるんだ。


これからはあたしを大事に想ってくれてる人をあたしも大事にする。