「てかさ 奏ちゃんってなんか病気だったりする?」

純ゎあたしの横に置いてある松葉杖を指差し小首をかしげる。


「病気ってゆうか・・・事故ったんだよねw」

「えぇ?!?大丈夫なの??」

「うん☆もぉ治りかけなんだ♪」

そう言ってニコッと笑ってみせる。

「そーなんだっ!よかったじゃん!」

「うん♪」

あたしゎなんとなく隣の松葉杖を触ってみる。


「てか、もしかしてそこの病院??」

純ゎすぐそこにある病院を指差す。

「うん。そーだけど・・・?」

「俺もっ!!俺もあの病院なんだ♪」

・・・え?

偶然だねーなんて隣で言ってる純


「なんかの病気なの?純も」


パッとみ なんともなさそうな純・・・

事故とかじゃなくて・・・中身とかの病気・・?なのかな・・・?


「うん。俺、病気なんだよねー」

少し遠くを見つめながらそうつぶやくように言う純。

「なんの・・・?」

そう問いかけると純ゎ言いづらそうに苦笑いして

「・・・まぁ・・治ってきたし。」

そう言って笑った。

もしかして今の・・・NGワードだったんじゃ・・・

一気にそんな不安が頭をよぎり 押し黙ってしまうあたし

ど・・・どうしよう


「あ・・な・・なんかごめっ」

そう言おうとしたとき

「おニィちゃーーんッ!!」

そんな声にあたしの声がかぶる。

「おっ!やっときた!」

さっきまでの表情とゎ打って変わって満面の笑みをうかべる純。

純ゎ立ち上がりその男の子に向かって歩き出した。

ちょっと悲しくなる。

「じゃあね・・・」

小さな声でそう言ってあたしも立ち上がってヒョコヒョコ歩き出した時・・・

「じゃあねー♪奏ちゃん」

・・・?!

振り向くと片手をあげてさっきと同じ笑顔で笑ってる純・・・・


それだけで泣きそうになった。


「・・・っ・・バイバイ!!」

もう1度そう言うとあたしゎ早くその場を離れた。