-5年後-

「玲哉様、真凛様がおいでに…」

「?!」


玲哉は持っていたティーカップを落としそうになる。



それもそのはず


5年前以来、全く会いも声を聞くもせず
過ごしていたから

記憶からほぼ抜けていた真凛の存在。









「真凛様…」

「執事…さま?」