謝罪した。




「美咲に聞いたんだ、
本当の事。」


顔を上げ
目を見てそう言うと
桐谷は


「えっ………」


少し驚いたような顔をした。




「俺、お前の事
何も知らないくせに…


それなのに
あんな酷い事言って、

お前の事傷付けた。


本当にごめん!!!?」


桐谷の目に
再び涙が浮かんだのが
見えたけど、

もう一度深々と頭を下げた。