俺は川原にいた。




「…ハァ、ハァ、ハァ」


走り続けていた
疲れが出て、


微かに光る星
を見上げながら


土手に倒れこんでいた。


その時、突然電話がなった。

…美咲からだ。


「もしもし、優人。

今友達から電話があって、


あんたの地元の駅近くで
綾を見たって。


私も今から向かうから、
あんたも駅に向かって」


「本当か!!?
わかった!?」


そう言って
慌てて電話を切った。