どこにいるのかも
解らないのに、

とにかく
ひたすら走った。




―――――――――…
―――――――…



本当にごめん!!?


謝っても


許される問題じゃ
ないかもしれないし


抉ってしまった傷は
簡単には癒えないかも
しれないけど




それでも俺は…
誤りてぇ!!




―――――――――…
―――――――…


俺の中には


ただ桐谷に謝りたい

と言う気持ちで
いっぱいだった。


―――――――――…
―――――――…


学校を出て


軽く2時間が
過ぎようとしていた。




もう日も暮れかけて、
辺りも
暗くなってきていた。