【鈴-レイ-】


足音が近づいてくる…
うわ、…誰だろう
誰だろうと、このなき顔を見られるわけにはいかない…!

私は小さな体を自分で
抱き締めた

「おい、どうした?」



………え?
…維澪那(イレイナ)先生…?
顔をあげると
見事に学校で大人気の先生がいた…


なんで…って頑張って考え直し始めると顔をまた下に向けた


「……………、俺なんか悪いこと言ったか…?」


取り敢えず
謝っといた

「ごめんなさい…」

それ以降私が話さなくなれば
先生は…



「…おい、キレねぇから立てよ」

腕を掴んで
歩き始めた



ど…何処に行くの?!