翌日。

今日も柚葉はいなかった


僕はあいつのもとへ行く


「…おい」


本当はこいつには聞きたくないけど何か知ってる気がするんだ


「なに?」


僕を見て嘲笑うりょう。


僕は拳を握り怒りをこらえる


「柚葉は今どこにいる?
お前なら知ってるよな」


こいつなら何かしら知っている。そう思った


けどりょうは俯いて笑い出した


何がおかしいのかすら
全く分からない


「あいつなら俺ん家いるけど?」

りょうの家…


「柚葉に会いたい少しでいい
話しをさせてくれ!!」


「くくっそれは無理だよ」


前に話したりょうとは
違う不気味なりょう。


バンッ

「何でだよ少しでいいんだ!!」


思わずりょうの机を叩いて
しまった僕にクラスの視線が
痛いほど向いた