ズキン…ズキン…


やべぇ限界…

僕の視界はだんだんと
闇に包まれていった









目が覚めると僕は
病院にいた


「あ、お兄ちゃん!!」


「渚…?」


渚とは妹の名前。
こんな所まで来て僕を
心配してくれたんだ


「お兄ちゃん栄養不足で
倒れたんだよ」


あぁ、そう言うことか


フッとため息をつこうと
するとドアが勢いよく開いた


「長谷川くん!!」


…笑える
立場が逆になっちまった


僕が病院にいて
チエが会いに来る


前まで僕が会いに
来てたのにな