「…どうしたら償える?」


「柚葉と別れてあたしの
側にいてって言ったら
いてくれる?」


言葉がでなかった


柚葉と別れることなんて
想像できない

想像もしたくない…──


「なんてね、冗談だよ」


本気で考えこむ僕に
委員長は笑って返した


「好きでもないのに
無理矢理側にいられても
嬉しくないし!!」


「ごめんな…」


謝ることしかできなかった