すごく短文だけど
涙が溢れた


僕が手を離さなかったら…

もっと優しくしていれば…


僕は委員長の未来まで
奪ってしまうことに
なるのかも知れない


「あなたチエに
何したのよぉ…」


委員長のお母さんが
泣き崩れた


「長谷川くん今日は
帰ってくれるか?」


「はい…」


委員長のお父さんに
言われ僕は静かに
病室を出た