「じゃあ…結んでみよっかな」


委員長の声とかぶるように
チャイムが鳴った


冷やしていた頬っぺたも
大分赤みがなくなった


「そろそろ行こっかな」


「…っ待って!!」


委員長が僕の手を引いた
と同時にドアを開ける
音がした


──ちゅ…