「どうした?」


「巧くんの家…行きたい」



柚葉のその言葉で
僕の家に行くことになった



家族にばれないように
静かに部屋へ向かう


「お邪魔します」


部屋に入ってすぐ
柚葉は僕に抱きついた


「巧くんと1つになりたい…」


僕は驚いて言葉が
出なかった


そりゃ柚葉のこと
好きだし抱きたいとも思う


けどこんないきなり…

柚葉ってこんなこと
言うっけ?


そう考えて思い浮かんだ
のはりょう。


りょうにもこんな感じ
だったのかな…


想像するだけで
嫉妬で狂いそうになった


りょうの姿を消すように
僕は柚葉にキスをした