「おい巧?」


「ごめん帰るわ」


僕はそう言って
洋平の家を出た


なぜか1人になりたかった


洋平の家を出てから
20分後やっと家が見えて来た


僕はだんだん早歩きになる


「…巧くん!!」


振り返ると息をきらした
柚葉がいた──