僕が玄関で靴をはきかえて
ると長身の瀬戸が
僕を上から見上げた


「今から俺ん家集まる
から来いよ」


…いつから家に遊びに
行く仲になったんだよ


けど本当は瀬戸が
羨ましかった


誰の言葉も気にせず
自分勝手なくせに
いつも仲間に囲まれてて

どんな相手にも
堂々とした瀬戸が…


「…あぁ」