「冷たくなったな」


「……知らねぇよ」


僕は耐え切れなくなり
教室を出た


そのまま授業を
サボろうと屋上へ向かった


「…あ」


屋上の扉を開けると
煙草を吸いながら
座りこんでいる奴らがいた


1人見たことある奴がいる


確か委員会決めのとき
先生に呆れられてた奴。


確か瀬戸…だったかな


「何お前」


集団の中の1人が
僕に言った


3人しかいないのに
その存在感はすごく大きい


「関係ねぇだろ」


前の僕にはこんなこと
言えないだろう


今の僕は自分がどうなろうと
どうでもよかった


殴ろうが何だろうが
好きにすればいい


「んだとてめぇ」


1人が僕を睨みつけ
立ち上がる


「待てよ」


立ち上がった奴を瀬戸が
止めた


「こいつ俺の達」


…は?
瀬戸の言葉に思わず口が
開いた