僕は止まらなく
なってしまった


激しさを増す熱いキス


僕は柚葉の舌を捜す


「…んっふぅ」


苦しそうに必死に息を
しようとする柚葉

可愛くてたまらない


やべぇ…自分を
止められねぇよ…


この狭い密室の中
意識しない男がいるだろうか



「…っやめて!!」


突然柚葉が僕を突き放した


僕は我に帰る


「ごめ…」


「ばかっ…」


柚葉は涙を流した


僕は大切な人を
泣かせてしまった
何て最悪な男なんだ


「柚葉…ごめん…」


「私…にはりょうがいるから…
ごめんね…」


柚葉は涙を流し
途切れ途切れ話した


僕は自分のしたことに
後悔する

何で止められなかった…
何でやめなかった…